工務店の見分け方 「8選」

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工務店の見分け方 「8選」

その工務店は 良い工務店?

 

 

今日はいくつかの工務店や設計事務所にいた経験があるからこそ発信できることって

何かあるかなぁと思って考えてみました。

そこで、考えたのが

「良い工務店の見分け方」です。

ネットで調べたことや経験、個人的見解もございますのであくまで参考に

まず大きく2つのカテゴリーに分けて

「技術的基準」「人柄的基準」です。

簡単に言うと

技術的基準はその会社の基本スペック的とその考え方の確認。

人柄的基準は信頼に値する会社、そして担当者か。

という基準です。

 

 

「 技術的基準 」 ④選!!

 

①構造計算(※許容応力度計算)をしていますか?

・許容応力度計算というのが重要でただ構造計算というと壁量計算も構造計算と思っている人もいるかも分かりませんので

しっかり許容応力度計算と言いましょう!!

→それに付随して耐震等級3(相当はダメ)ですよね?も聞いておきましょう!!

 

 

②長期優良住宅ですか?(申請も含めて)

・これは住宅を資産価値とする考え方の会社かどうかの確認ですね。

→それに付随して平均でUA値っていくつですか?と聞くと長期優良住宅のちゃんとした知識があるか確認できます。

ただ単純に長期を出すだけ、外注や誰かがやっていれば内容まで把握できていないので理解して出しているかが重要です。

UA値とは外皮平均熱貫流率ですので値が小さければ小さいほど省エネルギー性が高いことになります。

06以下が優秀だと思います。

 

 

③全棟気密測定していますか?

・これはしていない会社はすごい多いと思います。(※私が勤めていた会社はどこもしていませんでした。)

この質問の意図は気密への考え方が分かります。2021年4月から省エネ性が必須の項目になってきます。

そこで②のUA値もそうですが省エネに対する考え方で先を見越した将来性のある会社かどうかの確認ができます。

気密性能(C値)1.0以下がいいですが1.0を多少超えていようが全棟気密測定をしているという実行力

を見た方がいいかもわかりません。というのは木製の製作玄関引き戸なんて使うと気密性能がよくないので

なかなか1.0というのは難しくなるので意匠重視で考えるのであれば1.0を超えるが測定はしっかりやっています、

という正直さがいいと思います。ここで製作の木製引き戸(開きはできるかも)で1.0以下という会社は逆に本当??と

思ったほうがいいかもわかりません。

 

 

 

④工事中の現場みせてもらえますか?

・これは人柄的基準に入る部分もありますが初めて見て現場の善し悪しが分かるわけではないので

現場の清掃がいきとどいているか、材料が整理整頓されているかということを主として見ます。

このとき職人さんもいればちゃんと挨拶してくれるか、質問には親切に答えてくれるか、などもいいかと思います。

あとこれは経験ですが、お客様が見に来るとなれば現場は片づけると思うので前面道路や側溝を見てみてください。

現場の泥が道路まで伸びてる、とか側溝に泥が溜まっているなどいつも気にしていないとどうしょもない所を見るのも

ありだと思います。

 

簡単ですがこの4つの基準を「技術的基準」であげさせていただきました。

少し前までは①と④だけでもよかったかもわかりません。地震に強くてデザインもいい、というのはもはや

どこのハウスメーカーでもデザインもよくなってきたし当然地震に強い。

ハウスメーカーはそもそもスペックはかなり高いので②③は楽々通過すると思います。

ここで④、ハウスメーカーでは下請けの下請けぐらいの職人さんなのでそこまで行届いていない可能性があると言えます。

地元工務店は③がなかなかできていない、だからこその技術的基準にさせていただきました。

 

 

「 人柄的基準 」 ④選!!

結局最終的には人で選ぶ、という方も多いはず。

家づくりは長いお付き合いの始まりでもありますので

担当者の合う合わない(信頼)は非常に重要です。

ではどういうところで信頼感につながるのか、検討していきたいと思います。

 

 

①OBのお施主様のお宅を見学させてもらえませんか?

・何はともあれOBの方に聞くのが一番手っ取り早いです。

ここで重要なのは建築会社側でどの家かの主導権を握られるのではなく

あくまでこちら側から施工事例の中から、この家を見学させてほしい

と言ってみてください。多少図々しい感はありますがお施主様によって

関係性がバラバラなのか一律で良好なのか、

快くうけてもらえるかで決まると思います。

 

 

②仕事は楽しいですか?

・これは打合せの合間の雑談等で営業担当者に聞いてみてください。

「大変ですけど、お客様に喜んでいただけると

嬉しいしやりがいがあって楽しいです!」なんてかえってきたらいいですが

会社や上司の不満とか出てくる可能性もあるのでその人の人間性がでます。

それに付随してその会社の離職率、離婚率も聞いてみてください。私の経験から

考えて、建築業界は他業種と比べても非常に離職率、離婚率が高い職業です。

それだけ残業ありノルマありのヘビーな職業ということですが、年々働き方改革

という名のもと改善の傾向にあります。そんな中でこの2つが高いと

直接の原因はいろいろあるかもわかりませんが少なからず会社側にも原因がある

可能性があると言えるからです。

 

 

③〇〇のデメリットを教えてください?

・会社にはそれぞれ強みやウリが存在しますのでその強みに対して

ちゃんと理解してすすめてくれているのかが分かりますし、何に対しても

メリットしかないものは存在しないのでそこまで深い提案をしてくれるのか

ということが分かります。そしてメリットしか言わないと営業感を強く感じて

逆に信頼感がなくなります。

 

 

④趣味は何ですか?休みは何されてますか?

・これは完全に私の経験からして、いくら真面目で信頼できる人でも

価値観が合わない人と家づくりはやりにくいし大変ということが言えます。

お客様のイメージが明確に全て建築会社に伝わっていれば問題ないですが

そもそも家において決めることは無限にあるので、担当者や建築会社に

おまかせ部分も多々でてきます。そんなとき担当の○○さんに任しておけば

よっぽど問題ないよね、というイメージの共有ができるような

価値観の合う担当者がいることがイメージ通りの家をつくるにおいてかなり

重要ということが言えます。

 

+α として、あとは最低限のマナーとして担当者じゃなくても電話の対応はどうか、

担当者は当然ですが他の社員の挨拶はどうか、やお客様の靴をちゃんと揃えて

お茶もちゃんとご主人様からだす、などのマナーはありますね。

 

家をつくるまでもそうですがつくってからも長いお付き合いなので

技術面は更新できても人柄は中々変えられないので人柄の方を多少重きを

おいて聞いてみてもいいかもわかりませんね。

 

皆様の家づくりがすばらしいものになりますよう

参考にしていただけましたら幸いです😁

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