前回に引き続きサスティナブルについてです。
サスティナブルがちょっと身近になっていただいたところで住宅に置き換えます。
ちょっとおさらいですが「サスティナブル住宅」とは、地球環境の持続に貢献するような住宅。
つまり、環境負荷の小さな住宅という意味になります。ですから、一般的には、
省エネとエネルギーを効率よく使うための高気密・高断熱
長寿命などの要素が備わった住宅
ということになります。
ただしこれらは建物の問題であり、サスティナブル住宅は社会問題としての視点も必要になってきます。
日本の住宅はおよそ25年から30年で建て替えられることがほとんどで原因の一つは、
老朽化
ライフスタイル
法律の改正
住宅様式の変化
などが要因であることが知られています。
つまり、建物本来の寿命が来る前に、様々な社会的な理由で家としての価値
を失って取り壊されてしまう住宅も多いということが言えます。
環境問題として見れば、大きな無駄を続けていることがわかります。サスティナブル住宅は、省エネ性能に加えて、
長い間住み続けられていくためのデザインや仕組みが必要になります。
物理的な耐久性だけでなく、住む人のライフスタイルや建物の文化性、
地域性までを総合的に考えた視点がサスティナブル住宅には必要だと言えます。
そこでサスティナブル住宅に必要なものとして考えたのは
①長期に耐久性がある構造・・・耐震等級も当然3がいいでしょうし個人的見解ですが
土に帰ることができる素材の構造が良いと思うので極力木造がいいと思います。
②省エネ住宅・・・エネルギーを効率よく使うよう高気密、高断熱にする。
③開かれた住宅・・・地域社会という外部に開かれたと同時に家族という内部にも開かれた家。
④自然との協調・・・太陽の光や熱を取り込み、風通しをよくするなど自然をとりこむ設計をする。
⑤材料の選定・・・長期持続可能な材料、そして自然素材により環境や人にも優しい材料を使う。
⑥デザイン・・・長期に住み続けられるよう、あきのこないデザインにすること。
⑦スケルトンインフィル・・・世代を越えて住めるようリフォームがしやすい設計にすること。
⑧コスト・・・コストパフォーマンスをすることにより①~⑥を実現できるように検討する。
若干多い気はしますが私が考えるサスティナブル住宅に必要な項目でした😁
でも考え方は簡単で大切な家族を守るために必然的に必要なものが殆どなので
建築会社を選ぶ際の検討事項に入れてみてください!!