cure furnishing という考え方

コロナの緊急事態宣言が解除された今、本格的なコロナ時代に差し掛かります。

緊急事態宣言が解除 = コロナが収束する・・・afterコロナは間違い

緊急事態宣言が解除 = コロナ時代突入・・・withコロナ

つまりこれからコロナという時代の転換期にどのようなことができるか考えました。

一つの考え方としてスマートホームは、インターネットの活用にあります。

インターネットに接続できる家電を集めて、

それらをスマホやスマートスピーカーで操作ができるようにし、

住宅のIT化を促し利便性を追求した住宅もあります。

これはリモートで仕事をするようになると家時間が増えるため

必然的にありえると思います。

そこでH D L に考えたのがスマートホームとは違う意味で

「住環境をよくするには」

と考えました。つまり「便利」という視点でなく

「より気持ちよく過ごしやすい環境にする」ということです。

それは気持ちよくなれる効果がある内装材を使うことで充実した家時間を過ごすことが

できるのではないか、という実験です。

内装材に国産の無垢材を使うことは安眠効果が得られ

殺菌効果も得られることが研究結果で分かっています。(Cure Furnishing)

他にも

漆喰を使うことで殺菌効果もそうですが調湿効果や防汚防カビ効果も得られます。

このような材料を探し使っていくことでよりよい住環境にしていこうと考えました。

人は自然から遠ざかるほど病気に近づく ヒポクラテス

自然を閉ざすことで安定してきた現代社会。気候変動で環境が大きく動き出せば、その安定は崩れ、人は危険に晒されます。生物の遺伝情報コピーはエラーを起こす確率が高まり、未知なる病も多くなると想像。疲れた現代人がゆっくり体を休め、回復する場所として、今後ますます住まいの役割は大きくなります。

動けない木のチカラ

 一万年前の縄文時代より、自然素材で最も身近なものは木でした。樹木をはじめ植物は動くことができません。そのため自身を虫や菌、バクテリアなどから守るために、多くの抗体成分を持っていることが知られています。我々の祖先は長年の経験からそれを知り、暮らしの中で活用してきました。現代においても、漢方薬の材料に樹皮が使われていたり、木で作られた料理道具が伝承されていたり、樹木の葉で包まれた郷土料理にその面影をみることができます。しかし、そうした先人の知恵は、経済発展の影で多くは忘れられなくなっていきました。

人が自然を回復する住まいをつくる

現代に残る昔からの木材の使い方を観察、推察、考察 。その上で、現代的な分析を行い木材からの微細放散成分を分析。それぞれ木材の成分特性を活かした使用法を研究(2020年、CURE WOOD LAB.™ 設立)し、木とヒトとの新しい関係を作ることで、人が自然を回復する住まいをつくります。

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