ローコスト住宅ってなぜ存在すると思いますか?
同じ住宅なのになぜこんなに金額に差があると思いますか?
そんな疑問について少し触れていこうかと思います。
ローコスト住宅に限らず住宅を建築する上で費用を大きく分けると
材料費、人工(手間、施工費)、利益
の三つにわけられます。
それをもとに話していこうと思います。
①標準(規格)仕様がある。
ということです。これは細かく標準仕様が決まっていてキッチンやお風呂などの住宅設備も
ベースを決めているからこそ大量発注できるので掛け率をかなり安く提供することができます。
その他の材料も同様な理由で価格を抑えることが可能です。
(材料屋さんには事前にそういう交渉がされています)
※だからこそ、規格外のものを選ぶとオプションになり一気に金額が跳ね上がりますのでご注意!
②工期が短い。
フルオーダー住宅を建てるとおよそ半年、もしくはそれ以上かかります。
当然、工期が長いと職人さんの人工(1日の手間費用)がかかります。
ですが、①にも関わりますが標準仕様をつくることで、ほぼ全て既製品を使うので製作手間はかかりません。
だからこそ職人さんも迷わない施工ができるので4カ月前後で完成します。(もっと短いところもあるかも)
ちなみに標準仕様があるので現場監督もほとんど来なくても現場が出来上がりますので
その費用も浮きます。
③棟数重視。
コストがベースにあるので会社の利益率も下げて棟数で稼ぐ傾向があるということです。
ここぞのキャンペーンでは決算月だから・・・というのはこれがあるかもしれません。
というようにローコストはローコストになる理由があります。
昔のようにローコストだから粗悪品というのはもうあんまりないのかなとは思いますが
全文で述べたように監督が現場にあまり来ないので監理状態は穴があるかもしれないというのは否めません。
耐震等級や長期優良住宅の申請はオプションというのはあるかもしれませんし
殆ど既製品だからデザインが・・・・
というのもあるかもしれません。
ですが私の経験では家にはお金をあまりかけずに生活を豊かにしたい、という方も多くいらっしゃいました。
そういう方にぜひ検討する上でこのブログを見ていただけたら幸いです。
※ローコスト住宅が悪いと言っているわけではなくローコストの理由を知っていただきたい、ただそれだけです!