おはようございます😎
本日は最高気温23℃と過ごしやすい気温ですね。
また今日は腰のリハビリ・・・行きたくないなぁ😫
そんな本日は塗装についてです。
以前の会社では自然塗料を使っていましたが
(もちろん自然塗料と言って販売されているのでそうだと思いますが)
何となくいつもケミカルな科学的なにおいがするなぁと思い完全に自然塗料と分かるものって・・・
ということで我が家では柿渋を使ってみました。
柿渋は青い未熟な柿をつぶして圧縮してできた汁を発酵させた100%天然素材で、
有害な化学物質は一切含まれていない塗料で、主成分は主に高分子のタンニンです。
昔は和紙に柿渋を塗って椿油を塗って1ヶ月くらい干しておくと撥水効果がでて番傘の紙になったそうです。
その他に、古来、鳥居の防腐、投網の防腐に広く使用されていました。
さらに、柿渋は人間にとっては無害であるどころか、昔から万能の民間伝承薬として使われていました。
平安末期から桶・樽・団扇(うちわ)など、さまざまなものを長持ちさせる防水・防腐剤として使用されました。
ただ、柿渋自体に色があるので木材に塗ったとき赤みがでます。
私はヴィンテージ家具独特な赤みに合わせたかったので、より一層雰囲気が出て大歓迎でしたが
クリアの雰囲気がお好きな方はご注意ください。
ちなみに塗ってからの経年変化が楽しめるのも柿渋の特徴ですね!
ちなみにダイニングテーブルと腰壁の木はナラ材で
テーブルはオイルクリアで腰壁は柿渋です。
写真だとかなり分かりにくいですが若干赤みがあるのが分かると思います。
樹種によって塗料の吸い込みが違うのでもっと柔らかい木だとかなり赤みがでます。
施工直後
約9か月後
塗る回数や光のあたり具合にもよりますがこちらは栂材でかなり変化しています。
色味もあるのでこの辺は多少好みも入ってきますが
柿渋=和風
というイメージも無くなると思います。
ヴィンテージ家具とも相性良いですし、
何より完全なる自然塗料なので気になる方はぜひ参考にしていただければと思います。