こんばんは😎
今日は何かいくつかの工務店や設計事務所にいた経験があるからこそ発信できることって
何かあるかなぁと思って考えてみました。
そこで、考えたのが
「良い工務店の見分け方」です。
ネットで調べたことや経験、個人的見解もございますのであくまで参考に
まず大きく2つのカテゴリーに分けて
「技術的基準」と「人柄的基準」です。
簡単に言うと
技術的基準はその会社の基本スペック的とその考え方の確認。
人柄的基準は信頼に値する会社、そして担当者か。
という基準です。
まず本日は技術的基準から
①構造計算(※許容応力度計算)をしていますか?
・許容応力度計算というのが重要でただ構造計算というと壁量計算も構造計算と思っている人もいるかも分かりませんので
しっかり許容応力度計算と言いましょう!!
→それに付随して耐震等級3(相当はダメ)ですよね?も聞いておきましょう!!
②長期優良住宅ですか?(申請も含めて)
・これは住宅を資産価値とする考え方の会社かどうかの確認ですね。
→それに付随して平均でUA値っていくつですか?と聞くと長期優良住宅のちゃんとした知識があるか確認できます。
ただ単純に長期を出すだけ、外注や誰かがやっていれば内容まで把握できていないので理解して出しているかが重要です。
UA値とは外皮平均熱貫流率ですので値が小さければ小さいほど省エネルギー性が高いことになります。
06以下が優秀だと思います。
③全棟気密測定していますか?
・これはしていない会社はすごい多いと思います。(※私が勤めていた会社はどこもしていませんでした。)
この質問の意図は気密への考え方が分かります。2021年4月から省エネ性が必須の項目になってきます。
そこで②のUA値もそうですが省エネに対する考え方で先を見越した将来性のある会社かどうかの確認ができます。
気密性能(C値)1.0以下がいいですが1.0を多少超えていようが全棟気密測定をしているという実行力
を見た方がいいかもわかりません。というのは木製の製作玄関引き戸なんて使うと気密性能がよくないので
なかなか1.0というのは難しくなるので意匠重視で考えるのであれば1.0を超えるが測定はしっかりやっています、
という正直さがいいと思います。ここで製作の木製引き戸(開きはできるかも)で1.0以下という会社は逆に本当??と
思ったほうがいいかもわかりません。
④工事中の現場みせてもらえますか?
・これは人柄的基準に入る部分もありますが初めて見て現場の善し悪しが分かるわけではないので
現場の清掃がいきとどいているか、材料が整理整頓されているかということを主として見ます。
このとき職人さんもいればちゃんと挨拶してくれるか、質問には親切に答えてくれるか、などもいいかと思います。
あとこれは経験ですが、お客様が見に来るとなれば現場は片づけると思うので前面道路や側溝を見てみてください。
現場の泥が道路まで伸びてる、とか側溝に泥が溜まっているなどいつも気にしていないとどうしょもない所を見るのも
ありだと思います。
簡単ですがこの4つの基準を「技術的基準」であげさせていただきました。
少し前までは①と④だけでもよかったかもわかりません。地震に強くてデザインもいい、というのはもはや
どこのハウスメーカーでもデザインもよくなってきたし当然地震に強い。
ハウスメーカーはそもそもスペックはかなり高いので②③は楽々通過すると思います。
ここで④、ハウスメーカーでは下請けの下請けぐらいの職人さんなのでそこまで行届いていない可能性があると言えます。
地元工務店は③がなかなかできていない、だからこその技術的基準にさせていただきました。
今回は技術的基準ですが次回は人柄的基準を説明させていただきたいと思います!!