H D L はあきのこない長く使い続けられる空間提案をしております。
それは単純に新しい空間提案というわけではなく古い物を再構築し、新たに受け継いでいけるものにするということもあります。
その一つとしてvintage 家具の新たな提案として
vintage の風合いはそのままにソファのクッションなどを、飛騨のレザーで張替えより重厚感を出す、ということです。
「普通の革張りで飛騨レザーにする意味あるの?」
という質問もあると思まいますが既製品の革は綺麗すぎてvintage の風合いを殺してしまい安っぽく見えてしまいます。
だからこそシボ感はそのままに自然なムラを出している国産の飛騨レザーを使用することでまた新たに受け継がれる
価値の構築ができると思います。
飛騨レザー半年使用後
半年飛騨レザーとともに生活した経年変化レポートです。
半年前の新品状態の同じレザーの切れ端があるので現状のレザーの状態と比べてみました。
色自体は少しキャメルが濃くなったような気がしますが、大きな変化は見られないものの大きく変化が見られたのはツヤ感です。毎日手や足が触れるので人の油分や摩擦でツヤが出たのだと思います。見た感じは嫌みのあるつくられたツヤ感ではなく自然な風合いのツヤ感なので、深みが出てより一層vintage家具との相性がよくなりました。
我家は現在(2020年7月)1歳7か月の子供がいて皆様もそうだと思いますが、ものは落とす、食べ物はこぼすは日常茶飯事。まぁ当然レザーにもストローマグの丸いシミやヨダレ?🤤というシミができてます・・・・。分かっていた事とは言え、正直最初は神経質になったりもしていましたがもう諦めました・・・ただそんなシミもアジとして見れるようになってきました。最初はそこだけ目立ちましたがツヤ感が出たせいか今はそこまで気にならなくなりました。(気持ちの面もあるかも)ということで新築のお客様が
「子供が小さいうちはレザーはやめておこう」
と言われることは多いですが実際は子供が小さいからこそできるアジがあるので私的には全然アリでした。逆にそれがあるからこそ自分の家族のものだという年輪になるのだと思います。
ファブリックもいいですがファブリックだとシミは汚れでアジにはならないので洗うしかありません。まぁ逆に「洗える」というのはファブリックの良さでもありますね。
家族とともに家も家具も経年変化していく・・・それも私はアリだと思いました。
レザーは耐久性があるので経年変化に耐えられるのもいいいですね。
※マキノウッドワークスさんより革専用クリーナーで汚れを落とすことも可能、染色し直すこともできるとのことです。
そんな半年レポートでした。(1年後はどんな雰囲気かまたレポートします)